
Chappy Tabbyです。フリーランスのイラストレータ→休止→復活間近の人です。
イラストのポートフォリオを作り始めたけど…。
この絵のこと…うまく説明できない…困った…?
自分の絵を必要とするのはどういう人・業界なんだろう…。よくわからない。
なんてことありませんか?
私はあります。脳内では一定のテーマや設定を決めて描いたはず。
だけど、具体的な表現に落とし込むことができない。どういうわけか自分の絵を言語化できない。
だから、ポートフォリオに載せる文章、営業のために書く文章がうまく書けない。
これは「絵を描くのが好き」から入って仕事を目指す人にありがちです(私がまさにそういうタイプ)。
でも大丈夫。今はそのようなお悩みから開放される手軽な方法があります。
それはChatGPTに絵を見せること。優しく(?)フィードバックして、見せられた絵について言語化してくれます。そのため、先に挙げたお悩み解消に十分貢献できます。
とはいえ、いくつかコツや注意点がありますので、これからお伝えしていきます。
【注意】
AIが100%正しいとは限りません。参考にしてもいいですが、最終的には自力で調べて確認するのが望ましいです。
もっとも、ネット上で検索するだけなら、Perplexity AIという優秀な存在もいますが。
この記事で紹介している内容は無料でも使えます。
ただし、1日あたりの画像アップロード可能回数に制限があります。
ChatGPTってなんだっけ?
ChatGPTは有名なAIの一つです。
テキストチャットで指示を与えると、指示に従って実に多様な分野にわたって助言・提案・対話など、状況にあった方法で対応してくれます。
もしかして「ちっ…またAIかよ(笑)」と思いましたか?
それとも「…? チャッピー…? 犬か何か?」と思いましたか?
チャッピー…否、ChatGPTは非常に多才なAIです。
例えば、絵も描けるし、プログラミングもできます。
たくさんの言語も喋れます。栄養学にも詳しいし、カウンセラーにもなれます。
そして、これらの事例ははほんの一部です。
ChatGPTってそんなに多才なの?
あなたが減量中で、ChatGPTに減量向けの献立を考えてほしいとします。
適切な指示と基本的な情報(年齢・性別・現在の体重・運動量など)を与えれば、減量に向いた献立も考えてくれます。
ちなみに具体的に詳しく指示すると、より正確な結果を得られます。
あなたの悩み事に耳を傾けてくれもします。
もし仮に友人ゼロ、身寄りゼロのぼっちさんでも、インターネット環境さえあれば悩みを聴いてもらえます。
悩み事は話すだけで解決することもありますから朗報ですね。
※ただし精神的な疾患を抱えている場合、疑われる場合は病院に行きましょう。
ChatGPTに見せれば、デザインのフィードバックももらえます。
これも特にプロのデザイナーとのつながりがない人にはものすごいことです。
ちなみに英会話・英作文の練習にも付き合って、間違いを優しく(?)指摘してくれます。
こんな感じで非常に多才で心強い存在、それがChatGPTです。
いくらChatGPTが多才だとはいえ、医学などの専門知識がほしい分野は専門家に頼ったほうがいい場合もあるので注意。
また、AIには苦手分野もある点に注意しましょう。
どうやってChatGPTに聞けばいいの?(実際に聞いてみた事例)
この記事では下記URLのやり取りを元に記述します。
使用している絵は自作のものです(ポートフォリオに載せています)。
https://chatgpt.com/share/6843d07a-2c84-800a-8024-f6efb447a80e
いくらChatGPTが多才だからとはいえ、超能力者ではありません。
よって、あなたの頭の中で考えていることを察することはできません。
あなたがChatGPTに何をしてほしいのか、しっかり伝えなくてはなりません。
今回は、今後の営業のため、自分の作品がどのようなところで使えそうなのかを知るのが目的です。
そのため、ChatGPTには「アートディレクター」の役割になってもらいます。

あなたは優秀なアートディレクターです。
一緒にアップロードする画風のイラストでキャラクターデザインを行うイラストレーターが、どのような業界・業種での需要が見込めるか一緒に考えてください。
以上の文章を入力して、売り込む業界をどこにするか目星をつけようと思います。

早速回答が来ました。
絵の特徴について明確に教えてくれました。
そして、需要がありそうな業界についても教えてくれました。※こちらが質問のメインですけどね。
※やり取りが長いため、やり取り全体は前述のリンクを御覧ください。
以前は時間をかけていろいろな人に見せないと全く見当つかないなんてこともありました。
誰に売り込めばいいのかが全くわからず、そのための前提知識がないと本当に遠回りになることもありました。
逆に自分の認識と絵を発注する側の認識がズレているのに気づかず、やはり遠回りになってしまう場合もあります。
今は伝手がなくてもある程度はAIに聞けます。
おかげさまで、少しは遠回りを回避できるようになりました。
そうしたら作品の量と質を上げるために使える時間が増えます。
ありがたい時代になったものです。
さて、AIから良い回答を得るポイントは次の通りです。
まとめ
言うまでもなく、作品について言葉で説明できるだけではポートフォリオとして成立しません。
逆にポートフォリオとしての形はうまくできていても、作品について適切に説明できないと案件受注に至らない可能性が高くなります。
作品の質、需要と供給の一致(=あなたの絵の方向性が潜在クライアントが求めるものと一致)が前提です。
そのうえで然るべき相手に見せることが求められます。
以下の書籍にも、どのようにポートフォリオを作ればいいのかが解説されています。
デザイン・クリエイティブ業界を目指す人のための ポートフォリオ見本帳